友達と会って、ふと考えたこと。
人によって「友達でいる」ことと「付き合っている」ことの定義が違うんだな、と。

今日会った友達は、どこにいっても必ずそこで恋愛関係になる男性が現れる、という女性的魅力がある人。辛口批評の私から見て、特に美人でもなく、肉体的魅力があるわけでもない。彼女の武器は、「媚」を含んだ声と表情で、誰にでも甘えたりおねだりする事ができること。

はたから見て、あれじゃ甘えられた男性は「この子、自分に気があるのかな」と絶対に思うはず。でも、彼女は誰に対してもそういう甘え方をする。かと思うと、実際に人と付き合うことにはとても慎重で、石橋をたたいてたたいて、絶対に大丈夫と分かっていても、それでも橋を渡らなかったりする。

彼女とは職場で知り合った。集団の中の彼女は男性がいると必ずこの「甘えモード」が全開になるので、最初はあまり好きではなかった。付き合っているわけでもないのに、彼女がいる男性と妙に親しくなったりしている場面を見る事がよくあったので。

しばらくして、二人で一緒に帰ることが多くなってきて、二人っきりでいる時と女性だけで遊んだりしている時には、彼女はいい人だと思うようになった。

私の配偶者に彼女を合わせることになった時に、私は彼に「彼女は『男性と特別な関係になることが上手な人』だよ」と説明した。多分、男性がその場にいなければ、普通に付き合える人なのだ。幸い、私の配偶者は彼女に全く興味を持たなかった。彼女が得意の「甘えモード」で彼と接しなかったからかもしれないが。

そういうことがあって、私は彼女と二人だけで会うか、または女性だけの集まりの時のみお付き合いし続けている。

彼女は聡明だし、感受性豊かだし、お話していて面白い人だが、男性関係の話だけはやっぱり私とは感覚が違う。前述したように彼女はどこの職場に行っても、必ず恋愛関係に陥る男性を見つける。そして、付き合うとか付き合わないという話になって、いろいろ慎重な彼女の持論を持ち出して「付き合わない」ということになるようだ。ただし、そうなってからも彼女は自分から彼に連絡をとり続け、会いたいときには会っているようだし、メールや電話でやり取りを続けているようだ。職場が変わるたびにそういう男性ができるので、「正式には付き合っていない」が、「お互い好意はもっている」男性が複数いる。

付き合っていなくても、会いたいときに会い、何か困った事があるといつものおねだりモードで甘えちゃったりしているっていうことは、「付き合っている」ことなのではないか、と私には思えるのだ。もし「付き合わない」と決めたのなら、自分はもうその人とは会わないし、甘えたりしないと思う。

おそらく彼女は「付き合っていなくても、友達だから」という理由で、何人もの男性をキープしているのだと思うが、そうなると彼女の中で「男友達」と「恋人」との違いは一体なんだろうか?

「友達」と言いながら、正直にこの疑問を彼女にぶつけることができないまま、帰ってきてしまった。おそらく私の中で彼女は私が定義している「友達」の枠から外れつつあるのかもしれない。

※Sex and the city のキャリーっぽくまとめてみようと思って書き始めたが、ムリだったようです。

コメント

Tea Rose
Tea Rose
2006年5月9日23:48

わぉ、お久しぶりです!
“甘え上手”は我々(?)の永遠のテーマですねっ。
そして“友達”と“恋人”・・・かぁ・・・
最近とんと男友達が減ってしまっていて、
『いかんなぁ』と思います。
キャリーのゲイの友達、スタンフォードや同じく
シャーロットのゲイの友達、アンソニーみたいな
友達が欲しいわ!
Antoineちゃん、これからもこんな感じのコラム
楽しみにしていま〜す!
(私も書かなくっちゃ)

Antoine
Antoine
2006年5月11日23:34

ほんとに久しぶりに書いちゃった。
学生の時から「甘え」について話しているよね〜。
私なんて、結婚してから「男友達」はいなくなっちゃったね。私もスタンフォードみたいな友達欲しい!!
これから、こっちの日記にも書くようにするね。
※こないだ、この日記の色を変更しようとしてて、まだ途中だった。。配色は難しいね。。

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索